巷説百物語 #4 舞首
「御行為奉」
直木賞作家京極夏彦氏原作のアニメ。7人みさきはWOWOWでドラマ(相当前だが)、映画で嗤う伊右衛門とメディア展開もかかさない。儲けすぎ。
今回は脚本が藤岡美暢。そう映画:富江の本書いてた人だ。
島本須美がゲストで、艶っぽい演技が素晴らしいっす。というか、声優めちゃスゲーメンツ。
関俊彦、野沢雅子、若本規夫、中尾隆聖・・・
小林沙苗、なにお姉さまぶってんの?ってどっかで書いた気がするが(w
まあ、お約束ってことで。
ようするに必殺モノっぽいのですが、明快なカタルシスの無い、なんか暗いままストーリが進んで、最後は救いがあるんだか無いんだかよくわからないいつもの京極な展開。京極堂シリーズでは榎木津がカタルシス担当だったが、そういうのはいない。ただひたすら鬱展開です。
まず小説買ってみましょ
さて、舞首が今回のタイトルだが、
○分布:神奈川県真鶴町
○『絵本百物語 桃山人夜話』で紹介される妖怪。
○鎌倉時代の寛元年間(1242〜1247)の話。祭りの日、小三太、又重、悪五郎という三人の武士が酒の席でふとしたことから口論となり、やがて刀の斬り合いとなった。小三太は悪五郎によって首を切り落とされ、残りの二人は相打ちとなって小三太同様首が胴から離れて死んだ。しかし、海に落ちた三人の首は死してなお争いをやめず、それどころかさらに激しく三つ巴となって互いに噛み付き、火を吹き、罵りあい、毎日三人の首が舞飛ぶ付近の海面は巴紋の渦を巻いたという。
○このことから、舞首の現れる付近は巴ヶ淵と呼ばれた。